日時・場所:6月1日(土)10時30分~16時 須賀川市産業会館・吟行は牡丹園
講師:小山玄黙氏
講師プロフィール:1997(平成9)年東京都生まれ、21歳。 「慶應義塾大学俳句研究会」所属。「群青」編集長。昨年、『雲と父』で第6回星野立子新人賞受賞。『膝に一花』で第6回俳句四季新人賞受賞。
2019年は6/1(土)須賀川市産業会館で開催された須賀川俳句の集いには、県内の高校生27人、一般約30人が参加した。講師の小山玄黙先生は、俳句同人誌『群青』編集長で、慶応大学医学部学生。2018年度俳句四季新人賞、星野立子賞新人賞を受賞している。午前中の講演では、季語の本意に沿った句作が大切と説かれ、先生が自宅から持参された「水中花」、「浮いて来い」、「釣忍」、「箱庭」などの季語の現物を目の当たりにしながらの楽しい講義。受講者は実際に手に取って触り、興味深そうに集中して聞き入っていた。午後は、国道を跨いだ牡丹園での吟行。高校生と桔槹会員が園内の其処此処で、会話・談笑する姿も見られた。
●事前投句の部特選
かたつむり紫色の旅を征く(須賀川桐陽高校1年 渡邉 開登)
亡き祖父の思いを咲かす桃の花(郡山商業高校二年 田村 優花)
●当日吟行の部特選
ぼうたんや昨夜の名残ひと雫(須賀川桐陽高校二年 佐藤 由美)
木もれ陽をそつと仰いで夏が来て(白河旭高校二年 國井 元稀)
水馬が鏡の空に投石す(郡山商業高校二年 國分 ゆりか )